『オクジャ okja』映画のあらすじ
ともに成長してきた心優しい巨大生物と一人の少女。田舎で平和に暮らしていた彼らが、現代社会の科学理論と動物愛護主義、企業欲の醜い争いの渦に巻き込まれていく。
参照:Netflix
制作(公開年) | 2017年 |
---|---|
上映時間 | 161分 |
監督 | ポン・ジュノ |
主演・キャスト | ルーシー・ミランド:ティルダ・スウィントン
ミジャ:アン・ソヒョン ジェイ:ポール・ダノ ジョニー・ウィルコックス博士:ジェイク・ジレンホール ヒボン:ピョン・ヒボン |
主演キャスト「ティルダ・スウィントン」映画一覧
- 『コンスタンティン』(2005)
- 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013)
- 『ムーンライズ・キングダム』(2012)
- 『バニラ・スカイ』(2001)
- 『スノーピアサー』(2013)
『オクジャ okja』で巨大動物を畜産業化して巨額の富を得ようと企むルーシー・ミラルドを演じたのは、1960年11月5日生まれのティルダ・スウィントンです。ケンブリッジ大学在学中に演劇を始めて、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属して、演技力を磨きます。
『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』(1986)で女優デビューを果たし、『エドワードII』『オルランド』で女優としての名を馳せます。スコットランド出身の女優ですが、ハリウッドでも女優の活動の幅を広げていき、ウェス・アンダーソン監督やジム・ジャームッシュ監督の作品に登場し、活躍しています。本作を手がけたポン・ジュノ監督の『スノーピアサー』にも出演した経歴を持っています。
『オクジャ okja』に併せて観たい映画一覧
- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『大統領の理髪師』
- 『サニー 永遠の仲間たち』
- 『1987、ある闘いの真実』
- 『国家が破産する日』
『オクジャ okja』と合わせてみたい映画一覧
『オクジャ』のように社会問題を提起した韓国映画を5本紹介します。韓国映画は、エッジの効いたストーリー展開と感情移入しやすい演出が特徴的です。本作を手がけ、世界的な映画監督として注目されているポン・ジュノ監督の代表作『パラサイト 半地下の家族』は、韓国の貧富の差を描いています。
『オクジャ okja』映画を見た感想
・ポン・ジュノ監督が初めて「ラブストーリー」を描いた?
韓国出身のポン・ジュノ監督といえば、数々の社会問題を定期する作品を手がけてきました。『オクジャ okja』は、人間同士の争いに巻き込まれる巨大生物と少女を描いていて、一見「動物愛護」の問題をテーマにしているように見えます。
しかし、ポン・ジュノ監督は、来日した際のインタビューで本作品が彼自身初の「ラブストーリー」であると言及しました。どうやら多くの優しい動物と美しい少女への愛を込めて作ったということで、まるでスタジオジブリの世界観が頭に浮かびます。
平和に暮らす少女と巨大生物の友情を壊すのは、利益や理想を求めて争う大人たち。切なくも社会の現実を痛烈に描いていました。
コメント