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ビューティー・インサイド
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映画『ビューティー・インサイド』のあらすじ

家具デザイナーのウジンは18歳の時から、目覚めると容姿が変わる現象に取りつかれていた。ある日、アンティーク家具店を訪れた彼は、店員のイスに一目惚れ。美男になる日を待ってデートに誘い、ロマンティックな3日間を過ごす。だがうっかり電車で眠ると…。 参照:U-NEXT

制作(公開年) 2015年
上映時間 127分
監督 ペク
主演・キャスト ホン・イス:ハン・ヒョジュ
ウジン:パク・ソジュン
ウジン:上野樹里
ウジン:ト・ジハン
ウジン:ぺ・ソンウ
ウジン:パク・シネ
ウジン:イ・ボムス

主演キャスト「クァク・ドウォン」映画一覧

  • ● 『走れ自転車』(2008)
  • ● 『セシボン』(2014)
  • ● 『ゴールデンスランバー』(2018)
  • ● 『ただ君だけ』(2011)
  • ● 『監視者たち』(2013)

『ビューティー・インサイド』の主演を演じているのは、1987年2月22日生まれの女優、ハン・ヒョジュです。2005年に公開されたドラマ『ノンストップ5』で女優デビューを果たしたのち『華麗なる遺産』『トンイ』など数多くのドラマで経験を積みます。その後
ドラマ出演の回数は減り、映画中心になりますが、『ただ君だけ』『監視者たち』『王になった男』とさまざまな演技に挑戦します。2013年には、青龍映画賞の主演女優賞を受賞し、国民的女優としての立場を確立しました。

映画『ビューティー・インサイド』に併せて観たい映画一覧

  • ● 『タイタニック』
  • ● 『シェイプオブウォーター』
  • ● 『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
  • ● 『美女と野球』
  • ● 『今夜、ロマンス劇場で』

『ビューティー・インサイド』のような(ジャンル)映画を観たい時におすすめの映画5本を厳選しています。

『ビューティー・インサイド』のようなファンタジーロマンス映画は、非現実的な世界観の中で繰り広げられる恋愛模様にワクワクします。『ビューティー・インサイド』では、ある日突然コロコロと見た目が変わってしまう女性が恋する物語。正直、現実世界でそんなことは起こらないでしょう。そんな奇妙な設定がありながらも、視聴者の心を鷲掴みにできるのは、ストーリーに何かしらのメッセージやロマンがあるからです。現実よりも厳しい境地に立たされたり、予期せぬトラブルの中、それでも恋するキャラクターたちはいつでも魅力的です。

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『ビューティー・インサイド』を観た感想

ビューティー・インサイド

出典元:(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights Reserved.

・123人1役という奇想天外な演出がおもしろい

主人公、キム・ウジンを演じるのは123人の女優です。ある日を境に「目を覚ますたびに容姿が変わる」という設定は非現実的で違和感を抱きそうですが、周りから理解してもらうことの難しさや自分を見失いそうになる様子などを繊細に描いていました。そのため、設定に違和感を感じることなく楽しむことができます。劇中では、123人の女優が1人の役を演じますが、そのうち21人は韓国人俳優が演じているのが特徴です。ビッグネームも登場しているので、普段から韓国ドラマや韓国映画をみている方なら、知っている方も登場するかもしれません。また、日本の女優である上野樹里も日本人の役として登場していて驚きました。寝て目覚めたら見た目が変わっているという特徴を最大限に生かした役者の選出にも注目してみてください。

・韓国で有名な人気CMディレクターがメガホンを握る

『ビューティー・インサイド』の監督を務めたのは、CMディレクターとして知られるペク。数多くのCMやショート動画を制作しては、視聴者を虜にする演出が特徴でしたが、本作で初めて長編作品に挑戦したとのことです。CMといえば、1分にも満たない短い時間で魅力を伝えなくてはなりませんので、取捨選択の難しさ、インパクトを与えるための工夫が必要です。CMディレクターとして研ぎ澄まされたセンスが長編映画でどのように炸裂しているのか注目してみてください。ちなみに、本作の原作となったものは『The beauty inside』という40分ほどのショートフィルムで、2013年には世界二大広告祭であるカンヌ国際広告祭で三冠する快挙となりました。

・愛に必要なのは見た目?もしくは中身?

恋愛における永遠のテーマ「人を好きになるのに大切なのは見た目か中身か」論争は、さまざまな場所で議論されていますが、未だ明確な答えは出ていません。永遠のテーマとも言えますが、『ビューティー・インサイド』では、見た目が変わる主人公を描くことによって、「愛の本質とは何か」を唱えます。見た目が変わるようになってから人間関係を狭く保ち、母親と友達のサンベク以外とは距離を置くようになったウジン。そんなウジンの前に現れた運命の相手、イスによって幸せな気持ちを取り戻しつつも、見た目が変わることへの葛藤や不安に悩まされます。イスは、見た目が変化するウジンのことを理解して、その上で愛することを決意しますが、そう簡単にはいきません。心のどこかで「本当のウジン」を探そうとしてしまうため、徐々に二人の関係にはすれ違いが生じるようになるのでした。本編では「愛は全てを解決するけど、愛は全て壊す」というウジンのセリフがあります。まさに愛とは何かの本質を問いかけるものの答えであり、奥深いテーマがあるなと感じました。

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