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『パラサイト 半地下の家族』映画のあらすじ

半地下住宅で生活する全員失業中の貧しいキム家。ある日、大学受験の失敗を繰り返している長男・ギウは、エリート大学生の同級生から家庭教師の仕事を紹介されます。ギウは、大学に入学していないにも関わらず、美術技術に長けた妹から偽の学生証を作成してもらい、家庭教師の仕事を始めることに。ギウが訪れた先は、IT企業の社長であるパク・ドンイクが妻と娘と息子の4人で暮らす大豪邸で…。 参照:U-NEXT

制作(公開年) 2019年
上映時間 132分
監督 ポン・ジュノ
主演・キャスト キム・ギテク:ソン・ガンホ
パク・ドンイク:イ・ソンギュン
パク・ヨンギョ:チョ・ヨジョン
キム・ギウ:チェ・ウシク
キム・ギジョン:パク・ソダム
ムングァン:イ・ジョンウン

主演キャスト「ソン・ガンホ」映画一覧

  • ●『ベイビー・ブローカー』(2022)
  • ●『殺人の追憶』(2003)
  • ●『タクシー運転手 約束は海を超えて』(2017)
  • ●『グエムル 漢江の怪物』(2006)
  • ●『スノーピアサー』(2013)

ソン・ガンホは、1967年1月17日生まれの韓国を代表する実力派俳優です。1996年、『豚が井戸に落ちた日』で映画出演デビューを果たしたのち、着実に俳優としての活躍の幅を広げていきます。
『パラサイト』のメガホンを握ったポン・ジュノ監督の作品に多数出演しています。今作では半地下で暮らす一家の主人として登場。金持ち一家の専属ドライバーとなるのですが、同じ父親でありながら富と名声を築いたパク・ドンイク(イ・ソンギュン)との関係性に注目です。

映画『パラサイト 半地下の家族』に併せて観たい映画一覧

  • ● 『ゲット・アウト』
  • ● 『ジョーカー』
  • ● 『ナイトクルーラー』
  • ● 『オールド』
  • ● 『プロミシング・ヤング・ウーマン』

『パラサイト』のような社会問題をテーマにしたサスペンス・スリラー映画を観たい時におすすめの映画5本を厳選しています。
『ゲット・アウト』は黒人差別、『ジョーカー』は貧困とネグレクト、『ナイトクルーラー』はマスメディア、『プロミシング・ヤング・ウーマン』は女性の性的被害をテーマに社会問題に鋭く切り込みます。『オールド』はラストの結末で何を問題提起していたか分かるので鑑賞してみてください。

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『パラサイト 半地下の家族』映画を見た感想

パラサイト 半地下の家族

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・前半と後半でガラリと映画の雰囲気が変わる衝撃作品

『パラサイト半地下の家族』は、ただ単に貧乏家族の逆転劇というストーリーにとどまることなく、誰もが「あっ」と驚くこと間違いなしの展開を見せています。

前半パートは、韓国映画らしいユーモアとウィットに富んだ掛け合いや会話でクスッと笑えることでしょう。半地下で暮らす家族は過酷な環境であるのにも関わらずひどく悲観したり嘆いたりすることはありません。豪雨が来たときは、トイレから溢れる下水と雨水で彼らの家は浸水します。それでも陽気な彼らを見ていると、思わず日常コメディ映画を見たんだっけ?と錯覚してしまうほどです。

しかし、物語が大きく舵を切るのは2度目の豪雨が襲ったときです。ギウがお金持ち家族の娘の専属家庭教師になったことをきっかけに、貧乏家族は大きな転機を迎えていたのですが、雨によってその転機は崩れかけます。キム一家は計画通り金持ち家族のパラサイト(寄生虫)として富と幸せを得ることができるのか、ドキドキ・ハラハラなストーリーに注目です。

・韓国の厳しい格差社会が如実に描かれている

ポン・ジュノ監督といえば、今までも環境問題や社会問題を提起する映画をたくさん生み出してきました。

今作では、家族全員が失業中で半地下で暮らす家族を主人公にして、現在も韓国に残る半地下で暮らす人たちの生活を描きます。彼らは決して怠けていたから半地下暮らしになったわけではありません。母・チュンスクは料理と家事が完璧、父・ギテクは高い運転技術の持ち主、姉・ギジュンは偽造書類の作成ができるフォトショップ技術を駆使し、弟・ギウは難関大学に合格できるだけの頭脳を持っています。

そんな彼らでも職なしになっているのには、貧困による教育や環境の格差、セカンドチャンスのない社会が原因だったのです。そんな彼らと対照的に描かれる金持ち家族から悪気なく発される数々の差別的な発言と言動。本来、交わることのなかった頂点と底辺の人間が対峙したとき、どのような惨劇が引き起こされるのか、注目してみてください。

・【ネタバレあり】今作で「水」「半地下」が意味するものとは?
※ここからは本編のネタバレを含みます

本編の冒頭から大雨が半地下で暮らす家族を襲い、大雨が流れ込み、下水が逆流している悲惨な描写が描かれています。また、キム一家がパク一家に寄生するようになって、やりたい放題やっていたとき、大雨が降ったことで物語が大きく展開しました。

この雨が意味するものとはなんでしょうか。雨は、上から下に降り、下から上に登って行くことはありません。すでにお伝えしたように韓国では以前から「格差社会」と「セカンドチャンスがない社会」が問題視されています。

半地下で暮らすキム家は大雨と下水の水害に遭い、高台の高級住宅で暮らすパク家は雨が降っても何の影響もありませんでした。まさに格差社会そのものを描いています。また、キム家は、どうにか苦境から脱しようとパラサイト計画を企てますが、結果うまくいかずに家族はバラバラになります。一度降った雨が上に登ることがないことを踏まえると、一度でも堕落してしまった人たちが元の場所に戻れないセカンドチャンスのない社会を描いていると考察できます。

しかし、さまざまな理由で半地下へと追いやられた人たちを見て見ぬ振りしたらどうなるのでしょうか。パク家は、キム家のパラサイト計画に気づくことなく悲惨な殺人事件に巻き込まれ、ずっと住んでいた自宅に未来防空壕として備え付けられた半地下の居住空間があることも知りませんでした。

彼らにとって、貧困とは交わりのないものだと思い込んでいたのかもしれません。しかし、社会というのはすべてが一つの糸で繋がっていて、一つの歯車が狂えば、道連れになるということを暗示しているようにも見えます。

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