映画『サニー 永遠の仲間たち』のあらすじ
何不自由ない生活を送りながらどこか物足りなさを感じていた主婦のナミはある日、母の見舞いに訪れた病院で高校時代の親友・チュナと再会。末期ガンのチュナは死ぬ前にもう一度、高校時代の仲良しチーム「サニー」のメンバーに会いたいとナミに懇願するが…。
参照:U-NEXT
制作(公開年) | 2011年 |
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上映時間 | 124分 |
監督 | カン・ヒョンチョル |
主演・キャスト | 高校生のナミ:シム・ウンギョン
現在のナミ:ユ・ホジョン 現在のチュナ:チン・ヒギョン 高校生のチュナ:カン・ソラ 現在のチャンミ:コ・スヒ |
主演キャスト「シム・ウンギョン」映画一覧
- 『七人の秘書』(2020)
- 『赤と黒』(2011)
- 『マネーゲーム』(202020)
- 『少女は悪魔を待ちわびて』(2016)
- 『ヘンゼルとグレーテル』(2007)
『サニー 永遠の仲間たち』で主演を演じたのは、1994年5月31日生まれの女優、シム・ウンギョンです。彼女は、テレビドラマで子役デビューを果たしたのち、日本国内でも話題になった『ファン・ジニ』(2006)で一躍有名に。
その後、着実に女優としてのキャリアを築き上げ、『ロマンティック・ヘブン』(2011)で大鐘賞映画祭の助演女優賞を受賞。知名度だけではなく、女優としての実力を証明します。
日本でも活動の幅を広げた結果、『新聞記者』(2019)では、第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞。今後の日韓での活動に目が離せない女優です。
映画『サニー 永遠の仲間たち』に併せて観たい映画一覧
- 『SUUNY 強い気持ち・強い愛』
- 『エクストリーム・ジョブ』
- 『EXIT イグジット』
- 『ガール・コップス』
- 『ノンストップ』
『サニー 永遠の仲間たち』のような(ジャンル)映画を観たい時におすすめの映画5本を厳選しています。
『SUUNY 強い気持ち・強い愛』は、日本でリメイクされた作品で、日本の90年代を舞台に懐メロや懐かしのファッションが登場しています。日本の90年代に青春を謳歌した方や韓国版が好きだった方におすすめです。
そのほかにも、韓国のコメディ映画は邦画や洋画にはないテイストの笑いがあり、お腹を抱えて笑えるものが多いです。今作は、青春ものですが、アクション、パニック、クライムなど多種多様なコメディ映画があるのでお楽しみください。
『サニー 永遠の仲間たち』を観た感想
・80年代韓国の雰囲気がノスタルジックで楽しめる
今作は、1986年の高校時代が舞台となっているため、当時韓国で大流行していた音楽やファッション・ヘアスタイルが登場しています。
「タイムアフタータイム」(シンディ・ローパー)、「愛のファンタジー」(リチャードサンダーソン)、「Girls Just Want to Have Fun」(シンディ・ローパー)、「ポニーM」(サニー)など知っている曲があれば、思わず作中で踊り出したくなること間違いなしです。
韓国で青春時代を送っていないはずなのに、なぜか懐かしくて、あの頃に戻りたくなるようなエネルギッシュでノスタルジックな世界観が広がっていました。
・恋愛だけではない女の子の青春が眩しい
少女が主人公で描かれる青春映画のほとんどには、かっこいいイケメンが登場して、恋愛が描かれがちです。女の子の幸せ=恋愛とカテゴライズされがちですが、今作では「少女の友情」がメインに描かれていた点が魅力的でした。
男子の立ち入らない女子だけの間で繰り広げられるテンションの高さと上品さにかけるユーモアは、キラキラと輝いています。仲間のために立ち上がり、友情を何よりも優先して絆を深めていく少女たち。物語終盤で見せるダンスシーンも圧巻です。女性が見れば、女性として生まれたことの誇らしさを感じられるでしょう。
・韓国の軍事政権下で強く生きる人たちのパワーが圧巻
今作が舞台となっている1980年代の韓国は、チョン・ドゥファン大統領による軍事政権下。主人公であるイム・ミナの兄も労働運動に参加して逃亡したり、でもたいと警察官がフィジカルでぶつかり合っていたりリアルな韓国事情を描いています。社会派によりすぎないように最大限コミカルに振り切っているものの、言論の自由がなく、権力に制圧される国民たちの息苦しさは、物語の節々で感じることができました。
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