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整形水

整形水映画のあらすじ

人気タレントのメイクを担当しているイェジは、幼少期から自身の外見にコンプレックスを抱いていた。ある日、イェジは自由自在に容姿を変えられる奇跡の水“整形水”を入手。新たな人生を歩むために整形水を使用するが、彼女の運命はその日から狂いだし…?
参照:U-NEXT

制作(公開年) 2021年
上映時間 86分
監督 チョ・ギョンフン
主演・キャスト イェジ:ムン・ナムスク

ジフン:チャン・ミンヒョク
施術者:チョ・ヒョンジョン
ミリ:キム・ボヨン

映画整形水に併せて観たい映画一覧

  • 『ソウル・ステーション/パンデミック』
  • 『オールド・ボーイ』
  • 『親切なクムジャさん』
  • 『ザ・コール』
  • 『コンジアム』

『整形水』のようなスリラーとホラーを混ぜた韓国映画5本を紹介します。韓国のスリラーとホラー映画は、風刺描写があったり、ドキっとするような演出が多くて、独特な世界観が印象的です。予想外な展開を迎える作品が多くあるため、クライマックスを予想しながら楽しんでみても良いでしょう。

中でも『ソウル・ステーション/パンデミック』は、韓国のアニメーション映画であり、大ヒット韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚として製作されました。『新感染 ファイナル・エクスプレス』を鑑賞済みの方はぜひご視聴ください。

整形水映画を見た感想

整形水

出典元:(C)2020 SS Animent Inc. & Studio Animal &SBA. All rights reserved.

・「ブス」から「美人」に変わって性格が大きく変わる

『整形水』を見ていると、主人公イェジが整形する前の顔のときは、目に覇気がなく、口角が上がることもなく、表情が暗くて負のオーラが滲み出ていました。しかし、整形をしてからは、すれ違う誰もがイェジに見惚れてしまうほどの美人になると、徐々に性格も変わっていきます。

昔の顔をしていたときは、誰からも優しい言葉をかけてもらえなかったのに、今の顔では少し微笑むだけでみんなが幸せそうにしているため、自分自身の価値を見出すようになるのです。

しかし、過去はいつまでも付きまとうようで、どんなに容姿を変えて、自信がついても、ふとした瞬間に過去の虐げられていた暗黒がチラつきます。イェジが「愛されたかった」という言葉を発するのが印象的ですが、彼女は愛されない理由が自分の容姿にあると思い込んでいました。しかし、本当にそうだったのでしょうか。かわいくないから、周りに認めてもらうことができず、かわいくないから自分の存在価値を認めることができずにいると考えていたのです。

明らかに容姿も性格も変わっているのに、イェジが思い描いていた幸せを手に入れることができずにいる描写がリアルで人間心理の複雑さを感じました。

・整形をテーマにしたホラー映画であり、整形批判ではない

韓国は世界屈指の整形大国のため、本作は整形をする人たちの外見至上主義を揶揄するようなストーリーなのかな?と思ったのですが、そんなことはありませんでした。ホラー映画を作る上で、整形をして見た目が変わり、徐々に人間心理に変化が生まれていく様子をリアルに描きます。ただし、「整形をしたらこんなに恐ろしいことになるよ」という整形を批判したり、整形をした人の自業自得のような表現はしていませんでした。

ホラー映画は、人間が極限状態に追い込まれた時に見せる人間の深層心理や衝動性を描くためにホラー要素を用います。ゾンビや幽霊、動く人形などが多く登場しますが、本作ではホラー要素のために「整形」が用いられたというだけです。

そのため、整形の賛否についての持論が語られているわけではないため、「ホラー×整形」の新鮮な設定を純粋に楽しむことができました。

・衝撃のラストはトラウマ級(※ネタバレ)

『整形水』を語るうえで欠かせない描写は、やはりクライマックスではないでしょうか。イェジが恋するジフンは、自分自身の体の至る部位に、気に入った女性の顔のパーツを埋め込む欲求に蝕まれていました。

彼は、もともと女性で美人な姉と比較され続けて自尊心が欠落するだけではなく、女性の外見をジャッジする男性にトランジションしてしまいます。イケメンな男性として生きるジフンは、自分の気に入った女性を虜にして、その女性の最も美しい顔のパーツを自分の体に埋め込むことで心を満たしていたことが明らかになるのです。

ジフンというキャラクターは、ただのサイコパスとして片付けることができる一方で、根底に残る男女格差やルッキズムの深刻さを暗示しているとも言えるでしょう。

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