「オールド・ボーイ」の動画を無料で視聴可能な配信サービス

オールド・ボーイ映画のあらすじ

平凡な人生を送っていたオ・デス（チェ・ミンシク）は、ある日突然何者かに拉致され気が付くと狭い監禁部屋にいた。窓の無い部屋にはベッドと1台のTVのみ、外部との交信は完全に遮断されている。ここはどこだ？　一体誰が、何のために――⁉　一切の理由が明かされぬまま15年の月日が流れたある日、デスは突如解放された。復讐を誓うデスに手助けを申し出る若い女性ミド（カン・ヘジョン）。そして目の前に現れた謎の男（ユ・ジテ）。男は5日間で監禁の理由を解き明かせと、命を賭した「死のゲーム」を持ちかける。しかしその先には驚愕の展開が待ち受けていた――。
参照：公式サイト

主演キャスト「チェ・ミンシク」映画一覧

• 『シュリ』
• 『ブラザーフッド』
• 『親切なクムジャさん』
• 『悪魔を見た』
• 『LUCY/ルーシー』

『オールド・ボーイ』で主演を務めたのは、1962年5月30日生まれの俳優、チェ・ミンシクです。チェ・ミンシクは、高校時代から演劇の世界に足を踏み入れ、舞台俳優として役者のキャリアをスタートします。

『九老アリラン』（1989）で映画デビューを果たしたのち、『我らの歪んだ英雄』（1992）でアジア太平洋映画祭の助演男優賞を受賞。本作『オールド・ボーイ』では、韓国の映画賞で大鐘賞や青龍賞など複数の賞を総なめに。高い演技力が評価されて、韓国国内の俳優活動にとどまることなく、『LUCY/ルーシー』（2014）で海外の作品にも出演しました。

『オールド・ボーイ』で監禁されていた男を演じることになったチェ・ミンシクは、6週間の徹底したトレーニングを行い、9キロ減量。ほとんどスタントを使うことなく、復讐に燃える男を演じたとのことです。

映画オールド・ボーイに併せて観たい映画一覧

• 『パラサイト　半地下の家族』
• 『メメント』
• 『悪魔を見た』
• 『母なる証明』
• 『悪人伝』

『オールド・ボーイ』のような狂気的なキャラクター性が光るクライム映画を見たい方におすすめします。見ているだけで痛々しい描写はもちろん、命をかけて目の前の敵と対峙していく様子は、手に汗握る展開でワクワクします。思わず、目を背けたくなるような描写や残酷すぎる展開を迎えることもありますが、アドレナリンが分泌されて、日常を忘れたい時などにはもってこいです。

オールド・ボーイ映画を見た感想

出典元：https://eiga.com/movie/1575/gallery/7/

・原作は日本の漫画

映画『オールド・ボーイ』は、韓国で製作されて世界的に高く評価されていますが、元々は、日本の漫画家である土屋ガロンによる漫画『ルーズ戦記　オールドボーイ』が原作です。長年監禁されていた男が容赦無く復讐に挑むストーリーなのですが、原作漫画と映画では少しプロットが異なっています。主人公の男が、自分が長いこと監禁されていたのかという謎を解明するために奔走するストーリーの軸は変わりません。しかし、監禁されている理由が原作漫画と映画では異なります。ストーリーの真髄が異なるということで、どちらも見て楽しめるのではないでしょうか。
・伏線の張り方が丁寧で何度見ても楽しめる

『オールド・ボーイ』は、主人公の男が自身の人生で理解できていない部分を解明するために奮闘します。「なぜ自分が監禁されているのか」「誰がこんなことをしたのか」など、普通に生きていて自分の状況が把握できないことはないでしょう。主人公自身がわからないことが多すぎるため、観客としてみている側も謎が多い中、ストーリーが展開されていき、ただただ不穏な空気だけを感じ取ることに。

何が何だかよく分からない中、主人公の男と同時に、状況やここまでの経緯を知っていくことになるので、まるで自分が主人公になったように錯覚してしまうでしょう。主人公の男の会話の中には、たびたび意味深なものが含まれていて、「なんでこんなことを聞くんだ？」とモヤモヤしていると、意外なタイミングでその理由が発覚するのです。

例えば、主人公の男が解放された直後、1本の電話の中で「服は気に入りましたか」と正体不明の人物から尋ねられます。主人公の男も観客も皆、その人物が誰なのか、何を聞かれているのか分からず、奇妙に思うでしょう。そんな1本の電話の会話すらもある重要な事柄に関する伏線なのです。

2度見たくなるような伏線の多さが本作の魅力と言えるでしょう。

・激しいバイオレンス描写

『オールド・ボーイ』は、クライム映画の型にとどまることなく、バイオレンスアクション映画としても魅力があります。主人公の男の復讐は、むごさMAXで、「そこまでやらなくても…」と思わず目を逸らしてしまうこともあるでしょう。
しかし、訳も分からず15年間も監禁されていた男のバロメーターが吹っ飛んだ時、目の前に現れる敵を次々と倒していきます。クエンティン・タランティーノ監督のようなエンタメ要素は少なく、リアルで生臭いバイオレンス要素が強いため、見慣れていない方は要注意です。